パルプ・紙

王子HD・レンゴー・大王製紙|計画と実績の検証

過去の中期目標・期初会社計画を実績と比較。全社とセグメントの予想誤差から、現在の計画の達成確度を検証します。

分析基準日 単年度6期・過去中計金額:原則、億円

会社全体の達成率だけでは、予測に使える事業を見誤る

王子HDは生活産業資材・機能材の中計に慎重に、大王製紙は国内H&PCと海外H&PCを分けて評価する。レンゴーも過去の利益計画は下振れが多いが、今期は足元の利益と計画水準の関係が相対的に良い。

「会社予想を超えたか」と「会社予想の近くに着地したか」は異なる。本稿は両方を測り、期初計画の癖を現在の計画に当てはめる。達成確度は過去の達成率をそのまま確率にしたものではなく、現在の計画に必要な条件を踏まえた分析判断である。

2027年3月期 / レンゴー

営業利益460億円

相対的に高め

1Qは179億円。約20億円の一過性在庫効果と今後のコスト上昇を見込んでも、全社には余地がある。海外回復は別途慎重に扱う。

2027年3月期 / 大王製紙

営業利益240億円

中程度

前期並みの計画。海外の損益均衡は1Qに確認できた一方、下期195億円への回復には国内の価格転嫁が必要。

2027年3月期 / 王子HD

営業利益600億円

中~低

1Qは想定並みだが下期480億円が必要。定期修繕の減少に加え、追加値上げとパルプ市況回復に依存する。

出所:[1] レンゴー27/3期1Q[2] レンゴー1Q質疑[3] 大王27/3期1Q[4] 大王・第5次中計進捗[5] 大王1Q質疑[6] 王子27/3期1Q[7] 王子1Q質疑

情報基準日:2026年9月6日単年度主比較:2021/3~2026/3の6期中計:2015~2016年以降の公表計画基本指標:連結営業利益 / 億円

年度表記は決算期末に統一。「2027年度」=2028年3月期であり、「2027年3月期」とは1年異なる。中計の評価期限は王子2028/3、レンゴー2030/3、大王2027/3。

期初の営業利益計画と、通期実績

各セルは 期初計画 → 実績/達成率。期中に下方修正した後の予想へ基準を置き換えていない。

決算期王子HDレンゴー大王製紙
2021/3期900 → 848
94.2%
400 → 399.4
99.8%
280 → 369
131.8%
2022/3期1,200 → 1,201
100.1%
420 → 332.8
79.2%
380 → 376
98.9%
2023/3期1,050 → 848
80.8%
350 → 259.6
74.2%
250 → ▲214
赤字転落
2024/3期1,000 → 726
72.6%
470 → 488.6
103.9%
180 → 144
80.0%
2025/3期950 → 677
71.3%
500 → 374.1
74.8%
150 → 98
65.3%
2026/3期750 → 346
46.1%
400 → 370.9
92.7%
220 → 240
109.1%
会社計画以上に着地計画±10%以内達成率の中央値誤差率の絶対値平均
王子HD1 / 6期2 / 6期76.7%22.5%
レンゴー1 / 6期3 / 6期86.0%13.9%
大王製紙2 / 6期2 / 6期89.5%47.0%

レンゴーも「常に計画を達成する会社」ではない。ただし誤差の大きさは相対的に小さい。大王製紙は上振れも大きい一方、2023/3期の赤字転落が誤差を押し上げる。王子HDは2023/3期以降、4期連続で期初計画を下回った。

達成率=実績÷期初計画。誤差率の絶対値平均=平均(|実績−計画|÷計画)。中央値は上下の大きな外れ値に影響されにくい指標。計画をわずかに下回った期も「計画以上」には含めないため、±10%以内を併記する。説明資料の丸め値と短信の小数値が混在し、僅差の判定には丸めの影響があり得る。出典は後掲の年度別台帳。

原燃料高騰期を除いた感応度と、2019/3・2020/3期の参考値
会社期初計画以上達成率中央値誤差絶対値平均23/3期を除く同平均
王子HD1/6期76.7%22.5%23.2%
レンゴー1/6期86.0%13.9%11.5%
大王製紙2/6期89.5%47.0%19.3%

2023/3期除外は原燃料高騰による外れ値の影響を見る感応度確認であり、失敗を評価対象から消すものではない。原燃料費と価格転嫁の時間差は、本来この業界の計画が管理すべきリスクでもある。

参考・決算期王子HDレンゴー大王製紙
2019/31,000 → 1,102
110.2%
300 → 252.9
84.3%
180 → 121
67.2%
2020/31,100 → 1,061
96.5%
350 → 412.3
117.8%
200 → 306
153.0%

大王製紙2020/3期の期初200億円は会社短信の検索索引と当時報道では確認できたが、原本全文を取得できていない。この2期は参考表示にとどめ、3社の共通統計は原本本文を確認できた2021/3~2026/3に限定した。

過去の中計:全社達成でも、成長事業が成功したとは限らない

発表時の最終年度目標を固定し、最終年度の実績と比較する。売上目標の達成と利益目標の達成も分けて扱う。

会社中計・最終年度利益の指標利益:目標 → 実績売上:目標 → 実績一次資料
王子HD2016-2018年度
最終 2019/3
営業利益1,000 → 1,102
110.2%
17,000 → 15,510
91.2%
[8] 原初目標・会社 —/事業 27頁[9] 最終実績・PDF 4,5,16,44頁
王子HD2019-2021年度
最終 2022/3
営業利益1,500 → 1,201
80.1%
17,000 → 14,702
86.5%
[9] 原初目標・会社 —/事業 22頁[10] 最終実績・PDF 5頁
王子HD2022-2024年度
最終 2025/3
営業利益1,500 → 677
45.1%
18,000 → 18,493
102.7%
[10] 原初目標・会社 —/事業 15頁[11] 最終実績・PDF 4,5頁
大王製紙第2次中期事業計画
最終 2018/3
経常利益250 → 128
51.2%
5,000 → 5,313
106.3%
[12] 原初目標[13] 最終実績
大王製紙第3次中期事業計画
最終 2021/3
営業利益320 → 369
115.3%
6,350 → 5,629
88.6%
[13] 原初目標[14] 最終実績
大王製紙第4次中期事業計画
最終 2024/3
営業利益510 → 144
28.2%
7,200 → 6,717
93.3%
[14] 原初目標[15] 最終実績

王子は3計画中1計画、大王は完了済み3計画中1計画で主要利益目標を達成。ただし、大王の第2次は経常利益目標なので営業利益達成回数と混同しない。王子の2025/3期は売上1兆8,000億円目標を超えても、営業利益は目標の45%にとどまった。事業規模拡大から利益創出への変換に問題が残る。

レンゴーには、他2社と同じ条件の過去中計達成率を置けない。会社は2025年統合報告書で、Vision115以前の中期ビジョンを社外公表していなかったと説明している。今回のVision120は外部に示された新しい評価対象である。

事後開示されたVision115の2025/3期目標は、売上10,000 → 9,933億円(99.3%)、経常利益600 → 392億円(65.3%)。利益は未達だが、当初から投資家が確認できた公約としての精度検証とは区別する。

出所:[16] レンゴー統合報告書2025・冊子19~20頁・PDF 11頁[17] Vision120

中計には、売上成長・資本効率・財務改善の目標もある。利益だけで全項目を一括判定せず、進行中の財務目標は後段で別に検証する。

セグメント別に見る、上振れの源泉と繰り返す未達

王子HD:生活産業資材の回復計画と、海外事業の見積もりに慎重になる

事業単年度の期初計画以上※2026/3期:期初 → 実績読み方
生活産業資材1/5期270 → 197
73.0%
国内も下振れ。海外だけを割り引いても足りない。
機能材3/6期140 → 108
77.1%
国内は4/6期達成。海外は直近3期連続未達。
資源環境ビジネス2/5期260 → 67
25.8%
市況で上下に振れる。恒常的成長利益として置かない。
印刷情報メディア1/6期210 → 75
35.7%
回復を見込む単年度計画を下回りやすい。海外は1/6期達成。

※2021/3~2026/3。生活・資源は期中区分変更の2023/3期を除いた5期。他の2事業は6期。期ごとの同一区分内で計画と実績を比較し、2026/3期の本社費配賦変更前後で利益水準を直接つなげていない。

事業/中計目標 → 最終実績2019/3期2022/3期2025/3期
生活産業資材335 → 224
66.9%
530 → 261
49.2%
420 → 85
20.2% †参考
機能材250 → 184
73.6%
260 → 153
58.8%
175 → 96
54.9%
資源環境ビジネス255 → 646
253.3% †参考
550 → 555
100.9%
755 → 305
40.4% †参考
印刷情報メディア105 → ▲48
赤字転落 †参考
80 → 178
222.5%
70 → 86
122.9%

生活産業資材と機能材の中計目標は、確認した3計画とも未達。機能材は250 → 184、260 → 153、175 → 96億円。単年度では国内機能材が比較的達成していても、機能材全体の中長期成長目標は別に割り引く必要がある。生活産業資材も未達が続くが、2025/3中計比較は区分変更を含む参考値である。

印刷情報は、中計達成を根拠に予想精度が高いとは言えない。2022/3期は中計80・単年度170に対して実績178。2025/3期は中計70・単年度120に対して実績86。過去2回の低い中計目標は超えたが、直近6期の単年度計画は1期しか超えていない。

2026/3期の全社750 → 346億円の不足404億円について、会社は海外販売価格▲245・海外数量▲80、国内価格▲85・国内数量▲105を主要な下振れと説明する。原燃料・その他の改善が一部を相殺した。パルプ市況だけでなく、国内の価格転嫁と数量の読みも外れた点が、今期の計画評価に直結する。

出所:[8] 王子・中計原初資料・会社 —/事業 27頁[9] セグメント実績・PDF 4,5,16,44頁[9] 王子・中計原初資料・会社 —/事業 22頁[18] セグメント実績・PDF 6頁[10] 王子・中計原初資料・会社 —/事業 15頁[19] セグメント実績・PDF 9頁[20] 26/3期の期初差異・PDF 25頁

†2019/3期は資源・印刷・その他、2023/3期は生活・資源・その他で区分変更があり、対応する中計原初目標の組替値を取得できていない。その箇所の達成率は参考表示であり、厳密な同一範囲比較ではない。

大王製紙:国内H&PCが海外H&PCの不足を埋めてきた

H&PCは家庭紙・衛生用品事業。紙・板紙は2021/3~2026/3の6期中4期で期初計画以上。H&PC合計は2期だが、内訳の国内と海外では履歴が大きく異なる。

決算期紙・板紙H&PC国内H&PC海外
2022/3 ※200 → 223
111.5%
140 → 155
110.7%
10 → ▲36
赤字転落
対計画 ▲46億円
2023/3130 → ▲124
赤字転落
97 → ▲65
赤字転落
3 → ▲61
赤字転落
対計画 ▲64億円
2024/3115 → 160
139.1%
40 → 77
192.5%
0 → ▲118
差額 ▲118
対計画 ▲118億円
2025/380 → 89
111.2%
85 → 112
131.8%
▲40 → ▲126
差額 ▲86
対計画 ▲86億円
2026/3155 → 141
91.0%
125 → 131
104.8%
▲70 → ▲50
差額 20
対計画 +20億円

国内は5期中4期で期初計画を超過し、海外は5期中1期。国内の上振れも大きいため「予想値の近くに着地する」という意味での精度とは分ける。海外は2022/3~2025/3の4期連続未達。2025/3期には海外が▲40 → ▲126億円と86億円下振れし、紙の9億円上振れ、国内H&PCの27億円上振れを打ち消した。

中計でも構図は同じ。第3次は全社320 → 369億円で達成したが、海外70 → ▲8億円の78億円不足を、紙100 → 196億円・国内130 → 155億円が相殺していた。第4次では海外70 → ▲118億円に加え、国内230 → 77億円も大幅未達。国内は単年度の予算達成に強くても、強気な中計まで安心して置けるわけではない。

ただし「海外は一度も予定通りにいったことがない」は言い過ぎである。2026/3期は▲70 → ▲50億円で赤字縮小計画を超過し、2027/3期1Qは損益均衡まで改善した。過去の失敗を踏まえつつ、直近の改善実績を反映する。

出所:[21] 第4次・前期実績[22] 22/3期初増益要因[23] 23/3期初国内外[24] 24/3期初国内外[25] 25/3期の計画対実績[26] 26/3期実績[3] 27/3期1Q

※2022/3期の国内140・海外10は、会社開示の海外前年実績▲8+期初増益見込み18=10、H&PC合計150−10=140と算術再構成した値。直接表だけの2023/3~2026/3でも国内3/4期・海外1/4期で結論は同じ。近年の軽微な事業区分移管により利益差額は概数。赤字・ゼロ計画には達成率を付けず差額で評価する。

レンゴー:軟包装が上振れの受け皿。重包装・海外は利益計画が下振れやすい

決算期板紙・紙加工軟包装重包装海外
2024/3308 → 349.7
113.5%
40 → 47.7
119.3%
26 → 9.1
34.8%
80 → 67.8
84.8%
2025/3321 → 234.4
73.0%
55 → 50.6
92.0%
21 → 16.8
80.2%
88 → 49.3
56.0%
2026/3283 → 256.8
90.7%
62 → 93.7
151.2%
23 → 19
82.5%
19 → ▲16.3
赤字転落

明示された期初計画で比較できる直近3期は、軟包装2/3期、板紙・紙加工1/3期、重包装0/3期、海外0/3期が計画以上。軟包装は2026/3期に62 → 93.72億円と約32億円上振れし、海外19 → ▲16.28億円の約35億円不足をほぼ埋めた。軟包装も大きな上振れがあり、予測値に近く着地するという意味での精度は高くない。国内主力の板紙・紙加工も直近2期は未達であり、国内全体を一律に安定とみなせない。

2023/3期の会社増益要因から算術再構成すると、海外は約59.8億円の計画に対して60.09億円と概ね計画通りだった。一方、重包装は約22.2 → 11.24億円で未達。したがって海外は「直近3期の期初計画が連続未達」、重包装は「概算の期初計画を含め直近4期未達」と表現するのが正確である。2026/3期の海外は前期49.31に対する19億円の減益計画さえ下回った。

出所:[27] 2024/3事業別期初・PDF 13頁[28] 2024/3実績・会社 1/事業 19頁[29] 2025/3事業別期初・PDF 13頁[30] 2025/3実績・会社 1/事業 20頁[31] 2026/3事業別期初・PDF 16頁[32] 2026/3実績・会社 1/事業 21頁[33] 23/3期初増益要因・PDF 12頁

2023/3期は明示予想表ではなく前年実績+会社の増益幅からの概算であり、上表の3期達成回数には含めない。古い年度のセグメント期初値は未確認部分を補完せず、数値台帳に取得状況を残した。

国内段ボールの数量は4期連続で期初想定未達。利益だけでなく、会社が見込む需要回復にも強気な傾向が見える。2024/3期は数量未達でも価格・コスト等で利益が上振れたため、営業利益の達成が数量予測の的確さを意味するわけではない。

国内数量・前年比期初想定実績差(ポイント)
2023/3期103.4%99.5%▲3.9
2024/3期101.0%97.3%▲3.7
2025/3期103.0%100.2%▲2.8
2026/3期102.1%100.1%▲2.0

出所:[33] 2023/3期初説明・数量・PDF 11頁[27] 2024/3期初説明・数量・PDF 11頁[29] 2025/3期初説明・数量・PDF 11頁[31] 2026/3期初説明・数量・PDF 17頁[31] 25/3期数量実績・PDF 6頁[34] 26/3期数量実績・PDF 10頁

同社の国内生産量系列。旧資料は「段ボールシート」、2025年以降の資料は「段ボール」と表記。重包装セグメントと、海外セグメント内の重量物包装は別の区分である。海外の直近悪化は欧州重量物包装が中心で、重包装セグメントの不足と二重計上しない。

現在の通期計画:会社ごとの必要条件を比較する

3社とも最新の2027/3期1Q開示・質疑まで反映。営業利益を中心に評価し、表中の確度は分析判断として示す。

会社前期実績今期会社計画1Q実績・進捗上期/下期計画通期計画の確度
王子HD34660038.81
通期比 6.5%
120 / 480中~低
レンゴー371460178.98
通期比 38.9%
250 / 210相対的に高め
大王製紙24024014.95
通期比 6.2%
45 / 195中程度

進捗率は単純除算。王子・大王は会社が1Qを概ね計画通りと説明しており、6%台の進捗率だけで下方修正を予測していない。レンゴーの前期実績371は370.90の丸め値。

出所:[6] 王子・最新計画[7] 王子・1Q質疑[1] レンゴー・最新計画[2] レンゴー・1Q質疑[3] 大王・最新決算[26] 大王・通期予想[5] 大王・1Q質疑

売上・経常利益・純利益を含む現在の全社予想
2027/3期会社予想売上営業利益経常利益親会社株主帰属純利益
王子HD19,400600450350
レンゴー10,900460440310
大王製紙6,800240170120

全社とセグメントの整合を見るため、達成確度の主評価は営業利益。特別損益・税効果を含む純利益の確度まで同じ評価を拡張しない。

王子HDの600億円:達成には、下期の利益水準が大きく変わる必要がある

上期120・下期480億円。前期下期は約179億円だったため、今期下期は前年同期比約168%増、約2.7倍が必要になる。上期比の増益では、国内・海外の定期修繕減少が各50億円、国内のコスト上昇分の価格転嫁50億円・追加値上げ55億円、海外パルプ価格50億円・増販40億円を主要要因に挙げる。

定期修繕の減少は比較的見通しやすい。一方、価格転嫁には未発表の追加値上げも含まれ、パルプ市況は秋需での回復を見込む。前期も国内価格・数量と海外価格で計画を下回ったため、同じ要因への依存を慎重に評価する。低収益事業改革は年間90億円のうち1Qで20億円強が発現しており、社内施策は改善の証拠もある。

感応度例(独自の業績予想ではない):上記の国内価格関連105億円の回収が半分にとどまり、下期のパルプ価格効果50億円も実現しなければ、他条件がすべて計画通りでも600 − 52.5 − 50 ≒ 498億円となる。600億円を基準に置くには、数量を落とさず価格を回収できるかの確認が必要である。

出所:[6] 上下期の主要増益要因・PDF 15頁[7] 価格・市況・改革効果[35] 前期上期実績・PDF 6頁

主要6要因の合計は295億円で、上期→下期の全差360億円の完全な分解ではない。感応度は当該2条件だけを変えた単純計算で、為替・価格と数量の相互作用を織り込まない。

レンゴーの460億円:全社の余地と海外の危うさを分ける

1Q営業利益178.98億円は通期の38.9%。残り3四半期で約281億円、四半期平均約94億円が必要である。ただし軟包装には約20億円の在庫受払差による一過性の押上げが含まれる。これを単純控除した1Qは約159億円で、179億円をそのまま4倍しない。

段ボール数量の前年同期比2.8%増には約2ポイントの前倒し需要があり、通期約100億円のエネルギーコスト増は9月頃から顕在化する見込み。それでも、足元の利益と通期必要利益の関係は3社中で相対的に良い。

海外事業61億円は全社より低い確度で扱う。前期▲16.28億円から約77億円の回復で、全社の増益約89億円の約87%を占める。1Qは7億円にとどまり、会社自身も欧州自動車市場の弱さから海外の計画達成を楽観できないと説明。軟包装の超過利益を海外の不足への余裕として見るのが妥当である。

出所:[1] 1Q・セグメント計画[2] 在庫効果・先買い・エネルギー・海外

大王製紙の240億円:海外均衡の証拠はあるが、国内価格転嫁の下期回収が条件

今期計画は前期並み。紙・板紙が141 → 95億円へ減益となる一方、海外H&PCが▲50 → 0億円へ改善する構成である。海外は1Qに均衡を達成し、前期の赤字縮小計画超過と合わせて、従来より計画に現実味がある。

ただし全社は上期45・下期195億円で、通期の81%を下期に依存。前期下期約154億円から約27%増が必要になる。国内衛生用紙の価格改定は概ね順調だが、板紙の6月値上げ完了は2Qへ遅れ、洋紙の7月値上げも約1か月遅延。中国の改善速度にも一部遅れがある。中東情勢による通期66億円の悪影響は約半分が1Qで発生しており、今後の回収局面を確認したい。

出所:[26] 今期のセグメント・半期計画[5] 値上げ・海外・原燃料影響[36] 前期上期実績

現在のセグメント別会社計画と1Q実績

王子HD / 中計最終 2028/3

事業前期実績今期会社計画1Q実績原初中計目標今期確度(判断)
生活産業資材19739558500中~低
機能材10813040200中程度(国内優位)
資源環境ビジネス6719016450低め
印刷情報メディア7590▲33200低め
その他・調整▲101▲205▲43▲150調整項目

レンゴー / 中計最終 2030/3

事業前期実績今期会社計画1Q実績原初中計目標今期確度(判断)
板紙・紙加工関連事業256.8266101360中~高
軟包装関連事業93.78958120高め
重包装関連事業1925730中程度
海外関連事業▲16.3617160低め
その他・消去17.719630(消去前)調整項目

大王製紙 / 中計最終 2027/3

事業前期実績今期会社計画1Q実績原初中計目標今期確度(判断)
紙・板紙14195▲3100中~低
H&PC国内13113512145中程度
H&PC海外▲500040中程度(均衡目標)
その他・調整1910615調整項目

王子の国内機能材は通期92に対し1Q36、海外機能材は38に対し1Q5。国内外の進捗も分ける。会社説明資料の丸め値は合計が一致しない場合がある。大王の前期セグメント値は年度公表値、今期四半期の前年同期比は会社の組替後比較を参照する。レンゴーのその他は通期実績・計画が消去込、中計目標30は消去前で定義が異なる。

出所:[11] 王子中計・事業別[37] レンゴー中計・事業別[15] 大王中計・事業別

進行中の中計:最終年の利益と、期間累計のキャッシュを別々に評価する

会社・期限原初の主要目標現在地と必要条件達成確度(分析判断)
王子HD
2028/3期
営業利益1,200
純利益800・ROE8%
2027/3会社600から、翌年さらに600増益が必要。2026/3実績346から2年では年率約86%成長。低い
構造改革に加え、市況・価格・高付加価値品の同時寄与が必要。
レンゴー
2030/3期
売上12,000・営業利益700
EBITDA1,350・ROE8.5%
2027/3会社460から残り3年で年率約15%成長。海外61→160だけで追加利益240の約41%。最終年利益は中程度
海外立て直しが条件。期間累計の利益前提はより厳しい。
大王製紙
2027/3期
営業利益300
3年累計FCF505
最終年度の会社予想240が原初目標の80%。会社の累計FCF見込みは700。原初利益目標は低い
FCF目標は相対的に達成しやすい。

王子:会社が示す2027/3計画600 → 2028/3目標1,200の増益600億円のうち、中東情勢回復150・パルプ市況90で240億円、40%。残りは価格転嫁120・構造改革40・高付加価値品105・安定操業/コストダウン85・その他10。1,200億円は通常の延長で届く水準ではなく、各条件が重なる回復シナリオとして置く。

レンゴー:Vision120の5年累計営業利益2,900億円というキャッシュ配分の前提も確認が必要。2026/3実績370.9と2027/3計画460を差し引くと、残る3年で2,069.1億円、年平均689.7億円が必要になる。最終年700億円近辺の利益を残り3年の平均で求められるため、緩やかに700へ近づくだけでは累計前提に届かない。これは当初資金計画の検証であり、会社が今回下方修正したという意味ではない。

大王:原初中計300と現在会社240の60億円差は、紙・板紙▲5、国内H&PC▲10、海外H&PC▲40、その他▲5。海外だけで不足の3分の2を占める。一方、累計FCFは505目標に対し会社見込み700、純有利子負債は3,200目標に対し3,150見込みと改善。ただしNet D/Eは1.2倍目標に対し1.3倍見込みで未達。FCFには資産売却や投資支出の変化も寄与するため、利益成長の代替指標として扱わない。

出所:[11] 王子・原初中計[20] 王子・最新中計増益要因・PDF 28頁[37] Vision120・p26累計利益[16] Vision120・海外160[15] 大王・第5次原初目標[4] 大王・最新財務見通し

次の決算で評価を変える確認点

会社確度を引き上げる材料確度を引き下げる材料
王子HD国内価格転嫁の利益寄与、パルプの販売価格回復、1Qで出た改革効果の継続。上期120には2Q約81が必要。値上げの再遅延、数量減で価格効果が消えること、下期480を支える市況改善の先送り。
レンゴー一過性効果を除いた軟包装の利益継続、段ボール数量の先買い後の維持、海外の継続黒字。コスト増が値上げを上回ること、軟包装増益の剥落、海外回復が欧州需要に阻まれること。
大王製紙海外H&PCの損益均衡が半年単位で維持されること、紙・板紙の価格転嫁完了。上期45には2Q約30が必要。国内価格転嫁の再遅延、中国の改善停滞、下期195の想定を崩す原燃料費増。

確度は統計的な成功確率ではない。6期の小標本、事業区分変更、市況局面の違いがあるため、「過去1/6達成だから今期17%」とは換算しない。最新計画の必要利益・外部条件・既に発現した施策から相対評価した。

予測モデルへの反映と、比較上の注意

会社通常の見積もりに反映しやすいもの実績を確認して積み上げるもの
王子HD国内機能材の足元利益、実施済み構造改革、時期が確認できる定期修繕差。生活産業資材の利益率回復、海外機能材、パルプの価格上昇、印刷情報の回復予算。
レンゴー軟包装の継続利益と国内基盤。ただし一過性在庫効果と先買いを調整する。海外の大幅回復、重包装の収益性改善。国内板紙も過去2期の計画未達を反映する。
大王製紙国内H&PC・紙板紙の年度予算。ただし値上げ時期とコストを点検する。海外H&PCの黒字化幅。まずゼロ近辺の継続を確認し、中計40億円を自動的に置かない。

会社全体に過去の平均達成率を一律に掛けると、大王の国内事業を過小評価し、海外の回復を過大評価しやすい。利益の不足をどの事業が埋めたかまで見て、国内の既存利益と海外の回復分に異なる前提を置く。

  • 比較するのは原則期初の計画。期中の下方修正を実行力の改善と取り違えない。王子2021/3期900、大王2021/3期280は5月時点の公表予想。大王の11月修正320を期初として使っていない。
  • 営業利益を主指標にする。セグメントと連結を接続でき、資産売却・税金等の影響を分けられる。レンゴーの今期在庫効果は営業利益に含まれるため別途調整して見た。大王のインドネシア清算に伴う特損・税効果は、会社が会計額を協議中としており、営業利益と最終利益の確度を同一視しない。
  • 利益指標・期間を固定する。大王第2次とレンゴーVision115の目標は経常利益。営業利益実績で割らない。大王の原初中計300と最新年度会社計画240も別々に評価する。
  • 赤字計画は差額で見る。▲70→▲50は改善目標の超過であり、71%という割り算を「未達」と解釈してはいけない。ゼロ計画への達成率も算出しない。
  • 同じ事業範囲で比較する。王子2026/3期は本社費のその他集約等で前期を組み替えたが、2025/3期の期初予想評価には当時の実績85・96・305・86を採用。後年の組替値183・123・313・133に差し替えていない。
  • 大王の細かい組替も明示する。2025/3の紙89・国内112と後年再掲90・113は混在させない。2027/3期1QにはH&PCから紙・板紙への移管がある。2022/3の収益認識変更による売上と販促費の同額控除も、利益悪化と解釈しない。
  • 原燃料ショックを都合よく除かない。大王2023/3の原燃料影響は期初▲425に対し実績▲718、追加悪化293億円。販売価格等の改善も期初+302に対し+225と77億円不足した。特異な年である一方、価格転嫁の遅れは継続的に評価すべき経営課題である。

出所:[20] 王子・区分と計画差異[5] 大王・清算会計と営業損益[38] 大王・23/3期差異[2] レンゴー・在庫効果

資料の記載が一致しない場合は、合計が整合する正式数値表を優先。大王の第5次原初計画・国内H&PCは文章の150ではなく正式表の145を採用。最新1Q質疑の質問にある紙・板紙「240」は全社計画との混同と判断し、正式表の紙95を採用した。株価に織り込まれた期待・コンセンサス・売買判断は本稿の対象外。

年度別の数値台帳

各年度を開くと、期初計画・実績、国内外内訳、参照資料、比較上の注意点を確認できる。金額は億円。未取得の計画値は補完していない。

王子HD

2026/3期 全社 750 → 346
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益750346▲404
生活産業資材270197▲73
 国内325255▲70
 海外▲55▲58▲3
機能材140108▲32
 国内1041084
 海外360▲36
資源環境ビジネス26067▲193
 国内8473▲11
 海外176▲6▲182
印刷情報メディア21075▲135
 国内17562▲113
 海外3513▲22
その他・調整▲130▲10129

出所:[19] 王子HD 2026/3 期初計画・PDF 16頁[20] 王子HD 2026/3 実績・PDF 9頁

期初計画・当期実績とも新セグメント(本社費その他集約、Walki/IPI生活産業資材編入)。前年度の旧区分実績と単純時系列比較不可。

2025/3期 全社 950 → 677
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益950677▲273
生活産業資材20085▲115
 国内231137▲94
 海外▲31▲52▲21
機能材11096▲14
 国内59645
 海外5132▲19
資源環境ビジネス470305▲165
 国内6458▲6
 海外406247▲159
印刷情報メディア12086▲34
 国内11393▲20
 海外7▲7▲14
その他・調整5010555

出所:[39] 王子HD 2025/3 期初計画・PDF 13頁[19] 王子HD 2025/3 実績・PDF 9頁

2024/3期 全社 1,000 → 726
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益1,000726▲274
生活産業資材390212▲178
 国内375261▲114
 海外15▲49▲64
機能材16091▲69
 国内8672▲14
 海外7419▲55
資源環境ビジネス18019616
 国内8455▲29
 海外9614145
印刷情報メディア210168▲42
 国内1741740
 海外36▲6▲42
その他・調整6059▲1

出所:[40] 王子HD 2024/3 期初計画・PDF 13頁[39] 王子HD 2024/3 実績・PDF 6頁

2023/3期 全社 1,050 → 848
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益1,050848▲202
生活産業資材 †180▲12▲192
 国内100▲19▲119
 海外807▲73
機能材10015555
 国内375821
 海外639734
資源環境ビジネス †710685▲25
 国内10171▲30
 海外6096145
印刷情報メディア▲20▲48▲28
 国内▲20▲200
 海外0▲28▲28
その他・調整 †8068▲12

出所:[18] 王子HD 2023/3 期初計画・PDF 13頁[40] 王子HD 2023/3 実績・PDF 6頁

2023/3期2Qから生活産業資材・その他の一部事業を資源環境へ移管。移管対象の期初計画組替値は未確認、生活・資源・その他を厳密集計除外。機能材・印刷情報は変更対象外。

2022/3期 全社 1,200 → 1,201
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益1,2001,2011
生活産業資材310261▲49
 国内219215▲4
 海外9146▲45
機能材10015353
 国内729927
 海外285426
資源環境ビジネス54055515
 国内9290▲2
 海外44846517
印刷情報メディア1701788
 国内157155▲2
 海外132310
その他・調整8054▲26

出所:[41] 王子HD 2022/3 期初計画・PDF 13頁[18] 王子HD 2022/3 実績・PDF 6頁

2021/3期 全社 900 → 848
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益900848▲52
生活産業資材37038111
 国内2922920
 海外788911
機能材1101155
 国内9276▲16
 海外183921
資源環境ビジネス220167▲53
 国内7610024
 海外14467▲77
印刷情報メディア120112▲8
 国内819110
 海外3921▲18
その他・調整8073▲7

出所:[42] 王子HD 2021/3 期初計画・PDF 14頁[41] 王子HD 2021/3 実績・PDF 6頁

2020-05-25時点で通期予想900億円を開示済み。コロナ影響下でも期初未定ではない。期中の修正予想と混同しない。

2020/3期 全社 1,100 → 1,061
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益1,1001,061▲39
生活産業資材420409▲11
機能材200154▲46
資源環境ビジネス370288▲82
印刷情報メディア3011383
その他・調整809717

出所:[9] 王子HD 2020/3 期初計画・PDF 12頁[42] 王子HD 2020/3 実績・PDF 6頁

2019/3期 全社 1,000 → 1,102
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益1,0001,102102
生活産業資材250224▲26
機能材201184▲17
資源環境ビジネス †523646123
印刷情報メディア †2▲48▲50
その他・調整 †249672

出所:[43] 王子HD 2019/3 期初計画・PDF 14頁[9] 王子HD 2019/3 実績・PDF 5頁

2019/3期1Qから一部報告セグメント区分変更。資源環境・印刷情報・その他の期初計画は旧区分、実績は新区分。旧区分へ復元できないため参考表示、厳密集計除外。生活・機能の前年利益は変化なし。

レンゴー

2026/3期 全社 400 → 370.9
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益400370.9▲29.1
板紙・紙加工関連事業283256.8▲26.2
軟包装関連事業6293.731.7
重包装関連事業2319▲4
海外関連事業19▲16.3▲35.3
その他・消去1317.74.7

出所:[30] レンゴー 2026/3 期初計画・PDF 1頁[32] レンゴー 2026/3 実績・会社 1/事業 21頁[31] 2026/3 事業別期初資料・PDF 16頁[44] 取得済みの会社原本保存版

セグメント計画は期初予想に付随する5月説明資料の明示表。全社短信発表と説明資料発表の日付が異なる期もある。 海外子会社の収益費用の換算を期末相場から期中平均へ変更、影響軽微で遡及せず(短信本文p16)。 その他・消去は短信のその他セグメント利益と調整額を合算。各区分の百万円未満切捨て等により合計に小差あり。

2025/3期 全社 500 → 374.1
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益500374.1▲125.9
板紙・紙加工関連事業321234.4▲86.6
軟包装関連事業5550.6▲4.4
重包装関連事業2116.8▲4.2
海外関連事業8849.3▲38.7
その他・消去1522.97.9

出所:[28] レンゴー 2025/3 期初計画・PDF 1頁[30] レンゴー 2025/3 実績・会社 1/事業 20頁[29] 2025/3 事業別期初資料・PDF 13頁[45] 取得済みの会社原本保存版[44] 取得済みの会社原本保存版

セグメント計画は期初予想に付随する5月説明資料の明示表。全社短信発表と説明資料発表の日付が異なる期もある。 その他・消去は短信のその他セグメント利益と調整額を合算。各区分の百万円未満切捨て等により合計に小差あり。

2024/3期 全社 470 → 488.6
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益470488.618.6
板紙・紙加工関連事業308349.741.7
軟包装関連事業4047.77.7
重包装関連事業269.1▲16.9
海外関連事業8067.8▲12.2
その他・消去1514.3▲0.7

出所:[46] レンゴー 2024/3 期初計画・PDF 1頁[28] レンゴー 2024/3 実績・会社 1/事業 19頁[27] 2024/3 事業別期初資料・PDF 13頁[47] 取得済みの会社原本保存版[45] 取得済みの会社原本保存版

セグメント計画は期初予想に付随する5月説明資料の明示表。全社短信発表と説明資料発表の日付が異なる期もある。 その他・消去は短信のその他セグメント利益と調整額を合算。各区分の百万円未満切捨て等により合計に小差あり。

2023/3期 全社 350 → 259.6
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益350259.6▲90.4
板紙・紙加工関連事業(概算)約222143.1約▲78
軟包装関連事業(概算)約3429.9約▲4
重包装関連事業(概算)約2211.2約▲11
海外関連事業(概算)約6060.1約0
その他・消去(概算)約1315.2約3

出所:[48] レンゴー 2023/3 期初計画・PDF 1頁[46] レンゴー 2023/3 実績・会社 1/事業 21頁[33] 2023/3 事業別期初資料・PDF 12頁[49] 取得済みの会社原本保存版[47] 取得済みの会社原本保存版

セグメント計画は期初決算説明会の前期比増減ブリッジ(億円丸め)を前期実績に加えた概算。表示は約222/34/22/60/13億円が適切で、精密な会社予想値ではない。概算の総和349.77億円と全社350億円の差は丸め。 その他・消去は短信のその他セグメント利益と調整額を合算。各区分の百万円未満切捨て等により合計に小差あり。

2022/3期 全社 420 → 332.8
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益420332.8▲87.2
板紙・紙加工関連事業確認未了226.6
軟包装関連事業確認未了20.6
重包装関連事業確認未了16.2
海外関連事業確認未了48.8
その他・消去確認未了20.6

出所:[50] レンゴー 2022/3 期初計画・PDF 1頁[48] レンゴー 2022/3 実績・会社 1/事業 20頁[51] 取得済みの会社原本保存版[49] 取得済みの会社原本保存版

期初セグメント別利益計画は今回取得できず。未公表とは断定せず、予測精度の集計対象にしない。全社期初計画と実績は確認済。 その他・消去は短信のその他セグメント利益と調整額を合算。各区分の百万円未満切捨て等により合計に小差あり。

2021/3期 全社 400 → 399.4
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益400399.4▲0.6
板紙・紙加工関連事業確認未了283.8
軟包装関連事業確認未了39.8
重包装関連事業確認未了20.9
海外関連事業確認未了33.3
その他・消去確認未了21.6

出所:[52] レンゴー 2021/3 期初計画・PDF 1頁[50] レンゴー 2021/3 実績・会社 1/事業 19頁[53] 取得済みの会社原本保存版[51] 取得済みの会社原本保存版

期初セグメント別利益計画は今回取得できず。未公表とは断定せず、予測精度の集計対象にしない。全社期初計画と実績は確認済。 新型コロナ下でも2020-05-13に通期400億円を開示。期初未定ではない。実績は99.845%で実質計画通り。 その他・消去は短信のその他セグメント利益と調整額を合算。各区分の百万円未満切捨て等により合計に小差あり。

2020/3期 全社 350 → 412.3
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益350412.362.3
板紙・紙加工関連事業確認未了302.1
軟包装関連事業確認未了34.6
重包装関連事業確認未了15.8
海外関連事業確認未了33.5
その他・消去確認未了26.2

出所:[54] レンゴー 2020/3 期初計画・PDF 1頁[52] レンゴー 2020/3 実績・会社 1/事業 21頁[55] 取得済みの会社原本保存版[53] 取得済みの会社原本保存版

期初セグメント別利益計画は今回取得できず。未公表とは断定せず、予測精度の集計対象にしない。全社期初計画と実績は確認済。 その他・消去は短信のその他セグメント利益と調整額を合算。各区分の百万円未満切捨て等により合計に小差あり。

2019/3期 全社 300 → 252.9
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益300252.9▲47.1
板紙・紙加工関連事業確認未了155.9
軟包装関連事業確認未了19.2
重包装関連事業確認未了16.5
海外関連事業確認未了34
その他・消去確認未了27.4

出所:[56] レンゴー 2019/3 期初計画・PDF 1頁[54] レンゴー 2019/3 実績・会社 1/事業 21頁[57] 取得済みの会社原本保存版[55] 取得済みの会社原本保存版

期初セグメント別利益計画は今回取得できず。未公表とは断定せず、予測精度の集計対象にしない。全社期初計画と実績は確認済。 その他・消去は短信のその他セグメント利益と調整額を合算。各区分の百万円未満切捨て等により合計に小差あり。

大王製紙

2026/3期 全社 220 → 240
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益22024020
紙・板紙155141▲14
H&PC合計558126
H&PC国内1251316
H&PC海外▲70▲5020
その他・調整10199

出所:[58] 大王製紙 2026/3 期初計画p11〜13; 国内海外は2025/5戦略p14[26] 大王製紙 2026/3 実績p5〜10[25] 大王製紙 2026/3 期初補足[25] 2025年戦略説明・内訳補足[59] 2026年戦略説明・内訳補足

全社期初超過。海外は赤字縮小計画▲70→▲50を超過、過去の未達だけで将来失敗と断定不可。その他→紙への区分移管あり(比較前年紙89→90)。微小な区分変更があるためセグメント誤差は概数。

2025/3期 全社 150 → 98
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益15098▲52
紙・板紙80899
H&PC合計45▲14▲59
H&PC国内8511227
H&PC海外▲40▲126▲86
その他・調整2523▲2

出所:[60] 大王製紙 2025/3 期初計画p8〜10; 第5次中計p16・20の見込み、2025/5戦略p11に期初数値再掲[25] 大王製紙 2025/3 実績p11〜12[25] 大王製紙 2025/3 期初補足[61] 2024年戦略説明・内訳補足[25] 2025年戦略説明・内訳補足

会社自身が期初と実績を並べ、紙+9、国内+27、海外▲86、その他▲2と明記。原区分で比較(紙89・国内112)。翌年資料では区分等更新で紙90・国内113になっているが、元の計画評価には原公表値を採用。

2024/3期 全社 180 → 144
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益180144▲36
紙・板紙11516045
H&PC合計40▲41▲81
H&PC国内407737
H&PC海外0▲118▲118
その他・調整25250

出所:[38] 大王製紙 2024/3 期初計画p8〜11; 国内海外は2023/5/25戦略p7[60] 大王製紙 2024/3 実績p3・5・6; 国内海外は第5次中計p14[24] 大王製紙 2024/3 期初補足[15] 大王製紙 2024/3 実績補足[24] 2023年戦略説明・内訳補足[61] 2024年戦略説明・内訳補足

海外損益均衡予想→▲118。全社180→144の36億不足は海外118億悪化を紙+45/国内+37が相殺。中国の需要・競争悪化、ALPS処理水問題によるベビー販売減等。

2023/3期 全社 250 → ▲214
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益250▲214▲464
紙・板紙130▲124▲254
H&PC合計100▲126▲226
H&PC国内97▲65▲162
H&PC海外3▲61▲64
その他・調整203616

出所:[62] 大王製紙 2023/3 期初計画p8〜10; 国内海外は2022/5/26戦略p6[38] 大王製紙 2023/3 実績p3; 国内海外は2023/5/25戦略p7[23] 大王製紙 2023/3 期初補足[24] 大王製紙 2023/3 実績補足[23] 2022年戦略説明・内訳補足[24] 2023年戦略説明・内訳補足

23/3期原燃料悪化▲718億vs期初▲425億で293億の追加悪化。販売市況は+225億vs期初+302億で77億不足。ショック年として除外版を併記しても海外下振れ傾向は残る。24/3から報告区分変更で前年売上の紙3470→3385/H&PC2703→2788、利益は不変。

2022/3期 全社 380 → 376
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益380376▲4
紙・板紙20022323
H&PC合計150119▲31
H&PC国内14015515
H&PC海外10▲36▲46
その他・調整30333

出所:[22] 大王製紙 2022/3 期初計画p8〜10[62] 大王製紙 2022/3 実績p3・p10; 国内海外は2022/5/26戦略p6[23] 大王製紙 2022/3 実績補足[21] 2021年戦略説明・内訳補足[23] 2022年戦略説明・内訳補足

H&PC期初国内140・海外10は推計でなく会社開示値の算術再構成:海外前年実績▲8(第4次中計p1)+期初増減要因海外+18(2021/5決算説明p9)=10、国内150−10=140。億円丸め。2022/3期より収益認識基準変更、売上と販促費を同額控除。

2021/3期 全社 280 → 369
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益28036989
紙・板紙14019656
H&PC合計13014717
H&PC国内確認未了155
H&PC海外確認未了▲8
その他・調整102616

出所:[63] 大王製紙 2021/3 期初計画p1(全社); 2021/3中間決算説明p11注記で紙140・H&PC130を確認[22] 大王製紙 2021/3 実績p3・p10; 国内海外は第4次中計開示p1[64] 大王製紙 2021/3 期初補足[14] 大王製紙 2021/3 実績補足[21] 2021年戦略説明・内訳補足

11月修正320(紙165/H&PC145)を期初として扱わない。期初数値は5/15に開示済みで未定ではない。その他丸めにより26又は25。

2020/3期 全社 200 → 306
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益200306106
紙・板紙確認未了199
H&PC合計確認未了80
その他・調整確認未了27

出所:[65] 大王製紙 2020/3 期初計画表紙・今後の見通し(検索索引のみ取得)[63] 大王製紙 2020/3 実績p1; セグメント実績は2021/3決算説明p10

期初営業利益200は会社決算短信の検索索引および2019/5/17報道で確認。ただし原本PDF全文は取得できず、期初セグメント計画は未確認。厳密な全文照合済み標本は2021/3〜2026/3を使う。

2019/3期 全社 180 → 121
事業期初計画通期実績実績−期初計画
連結営業利益180121▲59
紙・板紙458136
H&PC合計12043▲77
その他・調整15▲3▲18

出所:[66] 大王製紙 2019/3 期初計画p1(2018/5/11公表欄)[22] 大王製紙 2019/3 実績p10・p12

期初180→2018/11据置(紙45→95、H&PC120→75)→2019/2全社100。後日修正リリースに期初セグメント値が明記されている。H&PC国内・海外の期初内訳は今回未確認。その他実績▲3は丸めた全社から2セグメントを控除。

資料一覧

会社の決算短信、決算説明資料、中計資料、統合報告書、公式質疑応答を使用。IR配信事業者・IRBANKのPDFは発行会社の開示資料本文として扱う。各年度の計画・実績の対応頁は台帳に付記。

[1] レンゴー27/3期1Q
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[2] レンゴー1Q質疑
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[3] 大王27/3期1Q
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[4] 大王・第5次中計進捗
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[5] 大王1Q質疑
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[6] 王子27/3期1Q
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[7] 王子1Q質疑
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[8] 原初目標
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[9] 最終実績
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[10] 最終実績
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[11] 最終実績
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[12] 原初目標
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[13] 最終実績
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[14] 最終実績
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[15] 最終実績
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[16] レンゴー統合報告書2025・冊子19~20頁
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[17] Vision120
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[18] セグメント実績
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[19] セグメント実績
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[20] 26/3期の期初差異
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[21] 第4次・前期実績
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[22] 22/3期初増益要因
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[23] 23/3期初国内外
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[24] 24/3期初国内外
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[25] 25/3期の計画対実績
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[26] 26/3期実績
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[27] 2024/3事業別期初
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[28] 2024/3実績
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[29] 2025/3事業別期初
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[30] 2025/3実績
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[31] 2026/3事業別期初
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[32] 2026/3実績
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[33] 23/3期初増益要因
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[34] 26/3期数量実績
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[35] 前期上期実績
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[36] 前期上期実績
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[37] レンゴー中計・事業別
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[38] 大王・23/3期差異
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[39] 王子HD 2025/3 期初計画
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[40] 王子HD 2024/3 期初計画
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[41] 王子HD 2022/3 期初計画
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[42] 王子HD 2021/3 期初計画
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[43] 王子HD 2019/3 期初計画
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[44] 取得済みの会社原本保存版
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[45] 取得済みの会社原本保存版
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[46] レンゴー 2024/3 期初計画
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[47] 取得済みの会社原本保存版
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[48] レンゴー 2023/3 期初計画
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[49] 取得済みの会社原本保存版
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[50] レンゴー 2022/3 期初計画
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[51] 取得済みの会社原本保存版
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[52] レンゴー 2021/3 期初計画
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[53] 取得済みの会社原本保存版
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[54] レンゴー 2020/3 期初計画
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[55] 取得済みの会社原本保存版
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[56] レンゴー 2019/3 期初計画
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[57] 取得済みの会社原本保存版
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[58] 大王製紙 2026/3 期初計画
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[59] 2026年戦略説明・内訳補足
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[60] 大王製紙 2025/3 期初計画
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[61] 2024年戦略説明・内訳補足
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[62] 大王製紙 2023/3 期初計画
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[63] 大王製紙 2021/3 期初計画
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[64] 大王製紙 2021/3 期初補足
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[65] 大王製紙 2020/3 期初計画
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[66] 大王製紙 2019/3 期初計画
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